びっくり館の殺人




とある古書店で、たまたま手に取った1冊の推理小説。読みすすめるうち、謎の建築家・中村青司の名前が目に飛び込む。その瞬間、三知也の心に呼び起こされる遠い日の思い出……。三知也が小学校6年生のとき、近所に「びっくり館」と呼ばれる屋敷があった。いろいろなあやしいうわさがささやかれるその屋敷には、白髪の老主人と内気な少年トシオ、それからちょっと風変わりな人形リリカがいた。クリスマスの夜、「びっくり館」に招待された三知也たちは、< リリカの部屋>で発生した奇怪な密室殺人の第一発見者に! あれから10年以上がすぎた今もなお、事件の犯人はつかまっていないというのだが……!?



「十角館の殺人」から始まる館シリーズの最新作。

高校の頃、本格推理物を初めて読んだのが、十角館でした。それをきっかけに館シリーズはもちろん他の作家の物もいろいろ読むようになり、徐々に小説好きになっていきました。

それから10年以上が経ち、最近は小説よりも科学本やドキュメンタリーを読む事が多くなりましたが、「館シリーズ」というフレーズを目にした時、ワクワクする懐かしい感じを思い出しました。


内容は結構コンパクト。ミステリの雰囲気は残しつつ、どんどん読み進められる感じでした。解決編の前まで、落ちが気になって一気に読んでしまいました。


単行本: 356ページ
出版社: 講談社 (2006/03)
ISBN-10: 4062705796
ISBN-13: 978-4062705790
発売日: 2006/03
商品の寸法: 18.8 x 14 x 3 cm

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